top of page

心の声を聞くこと、内省する行為は様々な個人の諸問題をクリアにしていく一助になると思います。本プロジェクトは、個々人が内省するきっかけ作りになるようなことができないか、さらに、心のうちにある「心の穴」(満たされない思いなど)さえも面白がってみることができないか、その思いで始まりました。軸となるものは、二人で協力して遊ぶ一枚の布のゲームです。ハンカチサイズの布には穴が複数空いており、端を持ちボールを転がして穴に入れていくという遊びです。意匠の違いによるシリーズ作品としての発表と、ワークショップでの展開を行っています。協力してボールを穴に入れるという目的を達成する過程には、触れる布と相手の小さな機微に意識を向け、相手の動きに合わせてバランスをとるという寄り添う態度が生まれます。この言葉ではないコミュニケーションの体験は“共にここにいる”という感覚も得られ、心のケアの観点においても役立つものになることを期待しています。










bottom of page