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日常の暮らしの中で個々に認識されている物事を一体性・連続性の観点から捉えなおすことに取り組んでいるます。
故郷である北海道小樽市の冬は雪が街一面を覆い、日頃個別に認識していた人や建物、自然までもがぼかされた世界の中に共存します。その景色は、私を日常から解放するだけでなく、安堵感とともに想像の余地を与えてくれました。
この感覚を基点に、繊維の集合体であるフェルトで様々なものを覆う行為や、対象の中にある共通項を見出す行為など、個々を分けて捉えるのではなくある次元に揃えて捉えることで、個を越えて立ち上がる事象の表現を行う。

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